中秋節
もうすぐ中秋節。中秋節の過ごし方は世界各地で様々な文化に発展していますが“月を賞でること”についてはどの国でも共通した伝統的な慣習の一つです。東アジア圏の人々にとって、中秋節もまた重要な家族団欒の祝日。家族や親族あるいは職場仲間や旧友同士で集まったり食事したりしてご先祖様を敬います。ご先祖様やお月様に“お供えするもの”もまた地域によって風習が異なり、各地で特色のあるお供えがあがります。
台湾でのBBQ文化の起源
それは台湾に元々暮らしていた原住民族と漢民族が台湾に移民してきてこの2つの民族の暮らしが融合する時期まで遡ることができます。原住民族は早くから焼くという調理方法を確立し獲物を料理していました。このような原始的な調理方法が台湾のBBQ文化の起源とも言えます。のちに少しずつ原住民族と漢民族文化の融合によって様々な飲食文化が融合とともに変化して、少しずつ現在の独特な台湾BBQ文化へと変遷して行きました。
中秋節とBBQ文化の結合
1980年代のテレビでよく“家族団欒はBBQ”といったCMが流れていました。
中秋節は台湾においても伝統的で重要な祝日の一つです。家族が集まって月を賞で、月餅や柚子を食べるだけでなく、CMの影響からか、ここ30年でBBQをすることも中秋節で家族団欒のイベントとして定着してきました。毎年中秋節前後になると街のあちこちでBBQする光景をみられます。BBQは家族や友達とたわいのないおしゃべりしながら月を賞でる絶好のイベントです。
▼ 中秋節でのBBQは親子関係を深めるのに絶好の機会です。またそれだけではなく子供から年配の方まで、すべての年代が世代を超えて参加して楽しめるイベントです。
▼ 中秋節のBBQにはまず食べきれない程たくさんの食材を準備します。もしその日に食べ終われなければ次の連休にまた食べ切れなかった食材を焼けばいいのです。食材のなかでもっとも欠けてはいけないのはソーセージと肉です!
▼ 台湾人が1番好きな食べ方の一つはトースト+レタス+お肉!
▼ 海鮮(ヤリイカ、はまぐり、秋刀魚)や、それぞれが好きな食材でBBQするのもまた良し。臭豆腐、豚ホルモン、糯米腸:ヌオミーチャン等も、最近とても人気のあるBBQの食材です。